ビジネス思考 × ととのう
オープンリソース株式会社
Yuya.Y
Redxビジネス統轄Engineering
2019年入社
おかちゃん
10年間のフリーランス期間を経て、2015年オープンリソースに中途入社。専門店・百貨店向けPOSシステム開発や、百貨店向け搬送情報電子化対応プロジェクトのPMを担当したのち、2023年9月からRedxサービスのアパレル専門店の次期POS構築プロジェクトのPMを担当。溺愛しているチワックスのきなこちゃんが、仕事の原動力!
2社を経験後、10年間フリーランスエンジニアとして働いていました。
1999年、大学卒業後に入社したのは、金融・通信・流通などの領域で開発を行うシステム会社です。この頃から専門店向けのPOSシステムの開発に携わっていたので、POSとは長い付き合いになりますね。
それから、2002年に小売業向けに基幹業務システムを提供する会社に転職。ここではドラッグストアの受発注システムなど、基幹システムの開発に従事していました。
その後、2005年から10年間フリーランスエンジニアとして働いたのち、2015年にオープンリソースに中途入社し、現在にいたります。
大好きなPOS開発に携わりながら、ビジネスの中枢に踏み込んで仕事をしたかったからです。
理由は2点あるのですが、1点目は、もっとビジネスの中枢となる部分に踏み込んで、自分の想いを反映できる仕事をしたかったからです。
フリーランスとして10年間働く中で、有難いことに開発リーダーを任せていただく機会も多く、経験値や技術力は各段に向上しました。しかし、お客様との直接のやりとりなど中枢となる部分は、どうしても外部の立場である私にはタッチできないんですよね。
そのため、お客様がどのような課題を抱えていて、それに対して自分はどうしていきたいのか、そういった「想い」の部分を開発に反映できず、ジレンマを感じていました。そこで、次に働くならばお客様との直接のやり取りの機会がある、1次請けの案件が多い会社を希望していました。
2点目は、POSシステムの開発に携わりたかったからです。というのも、これまで多くのシステムを手掛けてきた中で、私が一番やりがいを感じるのがPOSシステムなんです。フリーランス時代は健診システムや百貨店の仕入情報システム、金融系支援システムなど様々な開発に携わってきましたが、なかなかPOSシステム案件との出会いがありませんでした。
一次請け案件が多く、かつ、大好きなPOSシステムの開発に携われること。この2点が叶う環境を求めていた中でオープンリソースとご縁があり、入社を決めました。
仕事内容も、環境にも満足しています。
そうですね。念願だったPOS案件を任せていただく機会も多く、とても充実しています。POSシステムって、例えば「初めてアルバイトを経験する学生さん」など、システムとは全く無縁の方が使うもの。だからこそ、生(なま)の感想を得られるというか、「ここが使いやすいよね」とか「もっとこうだったら良いのに」など、率直な反応が返ってくるのが面白く、その点がPOSシステム開発ならではの魅力だと感じています。
また、入社以来様々なプロジェクトでPMを任せていただいているので、お客様とのやりとりの機会も多く、フリーランス時代よりも格段に仕事が楽しくなりました。お客様の顔を見て対話することで、「この人たちのために良いシステムを作りたい」と、やる気がみなぎってくるんです。お客様と協力して共にプロジェクトを推進していくこと、それが私の喜びです。
Redxサービスビジネスに所属し、アパレル企業様向けの次期POS構築プロジェクトのPMを担当しています。
これまでは専門店・小売店向けの請負開発を行う事業部に所属していましたが、昨年9月に自社サービスRedxの開発及び導入を行う「Redxサービスビジネス」に異動し、アパレル企業様向けの次期POS構築プロジェクトのPMを担当しています。
現在担当しているお客様は、これまで長年にわたり大手SIerが提供するPOSシステムを使っていました。にも関わらず、このたびコンペを経て、コスト面・使いやすさなど総合的な観点からRedxへのリプレイスを決めてくださったんです。
来年1月がリリース予定なので、それに向けて着々と準備を進めているところです。開発のフェーズは無事終えたので、今はテストの段階。私自身はPMとしてマネジメント業務も行いつつも、テストの仕様書を作るなど、実務も兼任しています。
業界の常識を変え、みんなが幸せになるシステムを作っています。
これまでの業界の常識を変えていこうとしている、という点です。私自身、長年POSシステム開発に携わってきて、小売業界の課題を肌で感じてきました。その1つが「ベンダーロックイン」と呼ばれる、企業が特定のベンダー(製品やサービスの販売元)への依存状態になってしまう現象です。
ベンダーが個社ごとの要件に合わせてオリジナルのシステムを1から作ったり、自社製品以外のハードウェアの使用を制限することによって、ユーザー企業は他のサービスや製品を自由に選択しづらい、いわゆる「囲い込み状態(=ベンダーロックイン)」に陥ってしまうんです。
ベンダーロックインの状態に陥った企業は、使用するハードウェア(レジなどの端末機器)の選択や機能の追加・変更可否に至るまで、全てベンダー側に主導権を握られることになります。更にはベンダーの言い値でシステム改修の発注をするしか他に選択肢がなく、システムの運用・保守コストが増大。結果として、多くの企業がDX化にリソースを割くことができなくなります。そうなると、店舗で働くスタッフは、従来型のPOSシステムに不便さを感じながらも使い続けることに。またお客様の買い物体験もいつまで経っても良くならず、誰も幸せにならない結果を招いてしまうのです。
こうした、業界の悪しき慣習を断ち切ることができるのが、Redxだと思っています。Redxは、ビジネスにおいて発生する業務を標準的なフォーマットに統一することで、低コストで短納期、高品質なソリューションを安定的な提供することを目指しています。これが出来るのは、やはりオープンリソースにはこれまで培ってきたノウハウがあるから。30年近くこの業界で歩んできた実績や経験・そこで得られた知見があるからこそ、最適なオペレーションを創造し、それを標準化したシステムに落とし込むことができるのです。
Redxを導入いただくことで、お客様も業務をシンプルに整理することができますし、コストカットにも繋がります。デザインも洗練されており、直感的に使えるので教育や研修のコストも抑えられます。高額な導入コストやランニングコストに負担を感じていた企業様にも、きっとご満足いただけるはず。業界の新しい「標準」を、私たちの手で形にしていき、皆が幸せになるものを作っていきたいですね。
お客様の声に耳を傾け、お互いの考えを丁寧にすり合わせることです。
大切なのは、お客様と信頼関係を築くこと。そのためにも、お客様とよく会話をして、相手の話に丁寧に耳を傾けることを心がけています。
この「傾聴」という点は、今の事業部に移ったことで、以前にも増して心がけるようになりました。というのも、以前所属していた事業部では請負開発がメインでしたので、時にはこちらから提案することはあるものの、基本的には「お客様のご要望に沿って、機能をまとめて作る」という開発スタイル。ですが自社サービスを提供する場合は、「Redxのパッケージではこのような動きになるので、お客様の業務をこのように変えていただく必要があります」といった提案をする必要があるんです。
一方で、お客様にとって、従来の運用方法や業務フローを変えるというのは、決して簡単なことではありません。例えば今担当しているアパレル企業のお客様でいうと、国内に300店舗以上を構えていらっしゃるのですが、そこで働くスタッフ全員のオペレーションを変えることになるわけですよね。その意思決定をするのはお客様にとって非常にタフな決断であると、容易に想像ができます。
そのため、こちらの要望を一方的に押し付けるのではなく、まずはお客様の話に耳を傾け、気持ちに寄り添うこと。そして、お客様の「これだけは絶対に譲れない」という点があれば汲み取り、お互いの考えを丁寧にすり合わせていくこと。サービスを提供する者として、この工程をおざなりにしてはいけないと思っています。こうした1つ1つの対話の積み重ねによりお客様との信頼関係を育てていけるのが、私の強みだと捉えています。
システム納品時の立会いが一番のやりがいです。
ずばり、システムが納品された現地に足を運び、実際に使われている場面に立ち会うことです。フリーランスの頃は、外部の立場である私は立会いに参加する機会がないことがほとんどでしたので、オープンリソースではその点が叶うのも嬉しいですね。
エンジニアの中には立会いに行かない方もいらっしゃるかと思いますが、立会いに参加するか否かで達成感や喜びが全く違ってきますし、絶対に良い経験になると思っています。
そうそう、立会いといえば思い出されるのが、過去に担当したかなりタフなプロジェクトです。百貨店の店舗搬送システムの開発案件だったのですが、プロジェクトが難航しており、途中から急遽私がアサインされました。そのときは課題の棚卸をして、お客様とも何度もやり取りを重ねて、チームメンバーにも頑張ってもらって、最終的にはどうにかお客様のご希望の納期に間に合わせることができたのですが、そのプロジェクトでも、最後はチームメンバーを引き連れて立会いに参加したことを覚えています。
物流系のシステムだったので、皆でバックヤードに足を運びシステムが稼働している現場を見に行ったのですが、トラブルも一切なく順調に動いているのを目にした開発メンバーたちが、心から安堵した表情で「よかった…」とこぼしていたことが印象深いですね。難航したプロジェクトだったからこそ、感慨深さもひとしおというか。「良い立会いだな」としみじみ思いました。
現在担当しているアパレル企業の案件についても、無事リリースされたら、チームの皆で立会いに行く予定です。自分が作ったものが目の前で動き、店舗スタッフの皆さんが使ってくれている。そんな場面を目の当たりにすることで、「あなたの仕事は、誰かのためになっているんだよ」ということを、メンバーに実感してもらえると嬉しいですね。
Redxを選んでくださったお客様に、期待以上のものを届けていきたいです。
私、チワックスの「きなこちゃん」という、チワワとミニチュアダックスフンドのmixを飼っているのですが、これがもう本当に可愛くて可愛くて…。この子のために、しっかり仕事を続けていくことが展望です!(笑)
仕事においては、これからもRedxを選んでくださったお客様にご満足いただけるものを作っていくことが、私のミッションだと思います。
現在携わっているアパレル企業様もそうですが、これまで長年使ってきたものをRedxに変えるというのは、簡単に決断できることではありません。しかし、そのような中で「オープンリソースならば、きっといいものを提供してくれる」「Redxならば、きっと今よりも良くなる」といった期待感を持って選んでくだっているわけですよね。それは本当に嬉しいことですし、だからこそお客様に対して期待以上のものを提供できるよう、これからも全力を尽くしていきたいです!
どこにもない、ふつうを
一緒につくりませんか。