目次
はじめに
皆さん、こんにちは!採用広報担当の叶田です。今回は、就職活動中の皆さんからもよくご質問をいただく、「技術研修」についてご紹介します。
オープンリソースでは、社員の半数以上がプログラミング未経験で入社しています。そのため、新入社員の皆さんが安心して社会人生活をスタートできるよう、入社後の研修には特に力を入れています。
今回は、技術研修の企画・運営を担当した、入社2年目のK.Hさん(写真左)と、入社3年目のH.Aさん(写真右)に話を聞きましたので、前編・後編の2回にわたって詳しくごお届けします!
3つの“底上げ”をテーマに実施
H.A:今回の研修では、「技術」「意識」「知識」3つの要素を習得し、全体で底上げすることをテーマにしました。
技術: プログラミングやITの技術、ビジネススキルなど
意識: 仕事への向き合い方、チームワーク、主体性など
知識: ITの基礎知識、会社のビジネスや職種に関する知識など
「技術研修」と聞くと、プログラミングスキルの習得に特化した印象を持たれるかもしれませんが、私自身実際に仕事をしてみて、仕事をする上で大切なのはプログラミングスキルだけではないことに気が付きました。例えば、お客様とのコミュニケーション能力や、チームで協力して課題を解決する力なども、非常に重要です。
こうした経験から、新入社員の皆さんにも研修を通して技術の習得だけでなく、「自分の強みは何なのか」「それをどのように仕事に活かすのか」という視点を持ってほしいと考え、このテーマを採用しました。
K.H:このテーマを全員に浸透させるために、今年は丸1日かけて研修の導入を行いました。研修の目的や目標を共有し、グランドルールを全員で策定することで、新入社員と私たちが、同じ方向を向いて研修に臨むことができたと思います。
▲研修初日、オリエンテーションを行うK.Hさん。
座学から実践まで幅広く実施
ー技術研修はどのくらいの期間で、どのようなプログラムを実施したのでしょう。
K.H:研修は約1か月半実施したのですが、具体的なスケジュールはこちらに記載のとおりです。
H.A:まず、最初の3週間は座学を中心に実施し、データベースやwebの仕組み、生成AIの使い方など、ITに関する基礎知識を幅広く学んでもらいました。
その後、約2週間かけて、SQLやC#を用いたプログラミングの演習に取り組みました。演習の際は常に「サポーター」と呼ばれる先輩社員が常に立ち会い、不明点にすぐ答えられるようフォロー体制を整えました。ここで、最終課題であるアプリ制作に向けた、実践的な基礎力を培っていきます。
最後の3週間は、研修の集大成となるアプリ制作に挑戦! C#を用いて「商品検索画面」を作成しました。
UI(ユーザーインターフェース)の設計から検索機能の実装まで、すべて自分たちで手掛けることで、単なるコーディングだけでなく、「ユーザーにとって本当に使いやすいシステムとは何か」という視点も深く理解できたと思います。
最終日の成果発表では、「こんなアプリを作りました」という報告だけでなく、工夫した点や困難だったこと、そして研修を通して見つけた自身の強みや弱みまで、深く掘り下げて発表していただいたことで、研修全体を振り返る良い機会になったと思います。
▲研修最終日、新入社員の成果発表の資料。
▲堂々とプレゼンを行う新入社員たち。
今年から新たな取り組みも!
ー今年度から導入した、新たな取り組みはありますか?
K.H:昨年と大きく違うところは、マーケティングやビジネススキルなど、プログラミング以外の講義も豊富に行ったことです。
プログラミングの技術は、入社1年目の「仮配属」の期間中に実践を通して習得できることも多いです。だからこそ、この研修期間では、組織で生きていく上で重要な知識やスキルも身につけてほしいと考え、実施しました。
▲真剣な眼差しで講義に臨む新入社員たち。
週1回の1on1面談で、新入社員を徹底サポート!
ー今回の研修で、特に工夫した点は何でしょうか。
K.H:研修担当の私たちが新入社員と近い目線で寄り添い、サポートすることにこだわりました。
H.A:具体的には研修期間中、週に1回の1on1面談を実施しました。
オープンリソースでは私たち社員も定期的に先輩との1on1面談を実施しているのですが、私自身が1on1を通して悩みを解消できた経験があったので、研修の中でも応用したいと考えたんです。
業務だけでなく、個人的な悩みまでざっくばらんに話せる場を設け、新入社員一人ひとりの成長をきめ細やかにサポートしていました。
▲真剣ながらも和やかな雰囲気の1on1面談。
1ヶ月半での驚くべき成長
ー1か月半で、新入社員の成長をどのように感じましたか。
K.H: 研修当初は、講師や先輩社員に質問することをためらう新入社員が多かったのですが、終盤には自ら積極的に質問したり、相談に来たりする姿が見られるようになりました。主体的に動けるようになったのは大きな成長だと感じています。
H.A:資料作成など、アウトプットの変化も印象的でしたね。研修序盤にグループワークを実施した際は、情報を羅列するだけの資料を作る方が多かったのですが、アプリ制作の最終発表では「なぜそう考えたのか」という根拠や、ユーザー目線での考察が深掘りされ、より構造的に作られた資料になっていました。発表時も、大人数の前で堂々とハキハキと話す姿を見て、頼もしく感じました。
▲達成感のある表情で研修最終日を迎えた新入社員たち。
最後に
前編はここまで。研修担当との1on1や、頼れる先輩社員によるサポートなど、きめ細かなフォロー体制が充実しているのもオープンリソースの技術研修の大きな特徴ですね。
後編では、H.SさんとK.Hさんが研修担当に挑戦された背景や、研修を担当して得られたことなど、お二人のパーソナルな部分にフォーカスしていきます。是非、次回もお楽しみに!
どこにもない、ふつうを
一緒につくりませんか。