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次世代リーダーの育成プログラム「GNP」が始動!
2025年夏よりgooddaysグループでは、グループの未来を担う次世代リーダーを育成するため、GNP(Gooddays Next-Leaders Program)を始動しました。
本プログラムは、ユニクロで人材育成の責任者を務めた経験を持ち、『ユニクロの仕組み化』の著者としても知られる宇佐美 潤祐氏を講師に迎えて開催されました。
第1回目となる今回は、参加者一人ひとりの人生や仕事に対する向き合い方を深く掘り下げることからスタート。8時間にわたって実施された濃厚な研修の模様を、詳しくお届けします!
【講師紹介】宇佐美 潤祐氏
東京大学経済学部卒業。ハーバード大学ケネディ大学院修了(政策学修士)。アーサー・D・リトル経営大学院修了(経営学修士、首席)。1985年に東京海上に入社。米国留学を経て、戦略コンサルティング業界へ。ボストン コンサルティング グループではパートナーを務める。シグマクシスを経て、2012年から2016年の間、ファーストリテイリング(ユニクロ)の経営者育成機関FRMICの担当役員を務めた。その後アクセンチュアに。2019年UNLOCK POTENTIALを設立。人材組織変革、経営者人材育成、経営チーム変革、新規事業創出等のコンサルティングおよびミドルを脱皮させるリード・ザ・ジブン・キャンプを主宰。
9:10 受講者自己紹介
研修の冒頭では、緊張感を解きほぐすユニークな自己紹介を実施。「自分に似ているもの(動物や芸能人、物体など)」をテーマに、1人1分で自己紹介を行います。
参加者からは「生成AIに似ている(いつも相手の質問に的確に答えるから)」「歌舞伎役者に似ている」「サメに似ている(常に動き続けていないとダメだから)」など、個性あふれる自己紹介が飛び交い、会場は一気に一体感に包まれました。
9:50 リード・ザ・ジブン講義
自己紹介で会場が温まった後は、いよいよ研修のスタート!まずは宇佐美氏による「リード・ザ・ジブン」の講義から始まりました。
VUCA・多様化時代の3つの課題として「過去の経験値の無価値化」「上位下達型リーダーシップの限界」「属人化」が挙げられ、これらを乗り越えるためのリーダーシップとして、「アスピレーション起点(ありたい姿を起点に考える)」「自律型組織」「仕組み化」の重要性が語られました。
▲VUCAとは変動性(Volatility)、不確実性(Uncertainty)、複雑性(Complexity)、曖昧性(Ambiguity)の4つの言葉の頭文字を組み合わせた言葉で、将来の予測が困難な状況を表します。
●アスピレーション起点
※ノミの実験:ノミを瓶に入れて蓋をすることで、ノミは蓋にぶつかり、次第に瓶の高さまでしかジャンプしなくなります。その後瓶から出しても、ノミは瓶と同じ高さまでしかジャンプしなくなり、さらにはそれが子孫にまで影響します。この実験は、ノミが「これ以上高く跳んでも意味がない」と学習してしまい、本来持っている能力を制限してしまう様子を表しています。
●自律型組織
「上位下達型リーダーシップの限界」を克服するため、宇佐美氏は「自律型(フラクタル)組織」の概念を紹介しました。
これは、全体と部分が相似形(フラクタル)となる組織のことで、例えばユニクロでは、店舗の社員一人ひとりが「経営者」という意識を持つ「全員経営」の考え方でこれを体現しています。これにより、現場の社員が自律的に動き、環境変化に素早く対応できる強い組織が生まれると説明されました。
●仕組み化
「属人化」という課題を解決するために、ユニクロの事例をもとに「仕組み化」の重要性が語られました。ユニクロがPBR(企業価値創出効率)、ROE(収益性・資本効率)、PER(将来の成長期待)といった指標で高い企業価値を維持している背景には、「グローバルワン×全員経営」という戦略のもと、生産性を上げる仕組み・イノベーションを促す仕組みなど、あらゆることが仕組み化されてからだといいます。
なかでも、理念とマニュアルの中間にある「原理原則」が紹介され、これらが社員一人ひとりの意思決定の拠り所となり、生産性を高める土台となっていることが強調されました。
その後、参加者は事前に作成した「人生曲線」と「My Aspiration(私の志)」をグループ内で共有。毎日忙しく仕事をしていると、なかなか深く考える機会がない「人生の志」について、一人ひとりが熱い思いを語り、お互いの価値観や経験を深く理解する貴重な時間となりました。
13:00 トップの哲学と実践
午後のセッションでは、gooddaysホールディングス株式会社 副社長の小倉弘之が登壇。gooddaysグループの経営哲学について、自身の経験を交えながら語りました。
① 逆境から生まれた哲学
小倉は、過去に経験したメンバーの離脱や、コロナ禍といった大きな逆境に触れ、そのたびに「不易流行(変わらない本質と、変化に対応する姿勢)」という言葉を大切にしてきたと語りました。
「どこにもない、ふつう」という普遍的な価値観を追求しつつ、時代の変化に合わせてビジネスモデルを転換してきた経験は、参加者にとって大きな気づきとなりました。
② オーナーシップとボトムアップ
トップダウン経営の弊害に触れ、ボトムアップで社員が自律的に動く組織の必要性を強調し、失敗を恐れず挑戦する文化を醸成したいという思いが語られました。さらに、生産性向上のための「標準化・仕組み化」の重要性に触れ、AI活用を積極的に進めていく方針も共有されました。
▲小倉のスピーチの後は、グループごとに「渾身の質問」を小倉に投げかけ、双方向のコミュニケーションを図りました。
14:20 イシューからはじめよ
午後は、安宅和人氏の著書『イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」』を題材とした講義を実施。「問題を解くより、問題を見極める」という本質を参加者に示し、解決策の質を上げる前に、そもそも取り組むべき問題(イシュー)が正しいかを見極めることが重要だと語られました。
講義後には、個人ワークとグループワークを実施。個人ワークでは、自身の仕事における「本質的なイシュー」を特定し、ピラミッド構造に分解、ストーリーラインを作成。さらにはイシューの解決策について、「エレベーターピッチ」と呼ばれる簡潔なプレゼンテーションへの落とし込みまで行いました。
続くグループワークでは、チーム内で各自が考えたイシューやストーリーを共有。他のメンバーからの多様な視点やフィードバックを得ることで、自身のアイデアをより多角的に検討し、磨き上げるプロセスを体験しました。
15:30 「ジブンチェンジプラン」策定・共有
続いては、「ありたい姿(My Aspiration)」から逆算し、具体的な行動計画「ジブンチェンジプラン」を策定しました。このプランは単なる目標のリスト化ではなく、「ありたい姿」を達成するために「明日から何を変えるか」を具体的に言語化するもの。またAIを活用した業務時間削減プランを盛り込むことで、生産性向上に対する意識を高めました。
今後は1ヶ月ごとに進捗を共有し、互いにフィードバックし合うことで、PDCAサイクルを回していきます。
▲ジブンチェンジプランを発表しあう受講者たち。
16:30 「未来構想ガイダンス」グループワーク
いよいよ最後のグループワーク!
ここではメンバーが6つのグループに分かれ、「どこにもない、ふつう」の実現につながるgooddaysグループの未来構想について、熱い議論を交わしました。
各グループからは、単なる業務改善に留まらない、社会全体にインパクトを与えるスケールの大きな事業構想が発表されました!
今回のワークで決めた仮案をもとに、今後半年間にわたって各グループでブラッシュアップを行い、具体的な事業計画へと落とし込んでいく予定です。参加者にとって、会社全体を俯瞰し、未来を創造する経営視点を養う貴重な体験となりました。
さいごに
「出る杭は打たれるのではなく、伸ばす」という考えの下、gooddaysグループは次世代リーダーの育成に本気で取り組んでいきます。
本研修で生まれた熱い思いと具体的なプランが、これからのgooddaysグループの成長を牽引していくことでしょう。今後の「GNP」の活動にも、ぜひご注目ください!
どこにもない、ふつうを
一緒につくりませんか。