Interview × 再出発

せきすん

  • オープンリソース株式会社
  • ユーザーソリューションビジネス 営業担当
  • 2021年入社

プロフィール

2003年オープンリソースに入社。2018年に退職し、その後2019年に個人事業主という立場で再びオープンリソースと仕事をするようになり、2021年に社員として正式に再入社。現在はユーザーソリューションビジネスで営業を担当。自身もプレイヤーとして提案活動を行いながら、営業部長としてマネジメントも担っている。

まずは現在の業務内容を教えてください。

当社の組織は、自社サービス「Redx」の開発を行う「Redxサービスビジネス」と、請負開発でお客様に最適なものを生み出す「ユーザーソリューションビジネス」の大きく2つに分かれるのですが、私は後者の事業部で営業を担当しています。

主な顧客は、大手百貨店、インテリアショップ、金融会社など様々ですね。私自身もプレイヤーとして提案活動を行いながら、営業部長としてマネジメントも担っています。

オープンリソース時代を含め、これまでのご経歴を教えてください。

1社目は、システム会社で働いていました。もともとエンジニアとして入社し、「オペレーター」という、稼働しているシステムの運用・監視を担当していたのですが、約1年半後に営業職にジョブチェンジをしています。

当時その会社では営業職というポジションはなかったのですが、仕事をする中で興味がわき、自ら上層部に直談判。何度も何度も説得を重ねた結果、念願の営業職を任せてもらうことができました。それ以降のキャリアは、営業一筋です。

その後、2003年に会社がオープンリソースに吸収合併されたことをきっかけに、オープンリソースに営業担当として入社しました。

退職したのは2018年。その後2019年に個人事業主という立場で再びオープンリソースと仕事をするようになり、2021年に社員として正式に再入社しました。

▼せきすんの経歴概略
2000年 システム会社に入社 エンジニア→営業を経験
2003年 吸収合併に伴いオープンリソースへ入社
2018年 オープンリソースを退職
2019年 個人事業主としてオープンリソースにカムバック
2021年 社員としてオープンリソースに正式に再入社

オープンリソースには約15年間在籍をしていたのですね。退職を考えたのはなぜでしょう。

仕事内容や働き方、人間関係など働く環境に対しては、全く不満はありませんでした。ですが、やはり長年同じ会社で働いてきたので、環境を変えて新しい場所で挑戦をしたい、という気持ちを徐々に抱くようになりましたね。そんな矢先、私が携わっていた大きなプロジェクトが、ひと段落するタイミングがあったのです。

オープンリソースは、2019年にグッドルーム株式会社とグループとして統合され、「gooddaysホールディングス株式会社」として東証マザーズ市場(現グロース市場)に上場を果たしたのですが、私が退職を決意したのはその少し前の2018年。

上場に向けて自分が担当していた仕事がひと段落し、十分やり切ったという達成感も得られたときでした。新しいフィールドに挑戦するならば、今以上にベストなタイミングはないと思い、退職を決断しました。

退職後はどのように過ごしていたのでしょう。

どうせなら会社員時代には出来ないことをやってみたかったので、思い切って3か月間、地球の反対側の南米を旅していました。チリ、アルゼンチン、パラグアイ、ボリビア、ペルーなど、全部で8カ国を点々としていましたね。

旅に出る話を出発前に周囲に漏らしたところ、有難いことに多くの方々から「近況を送ってほしい」というリクエストをいただいたので、旅の期間中ほぼ毎日、ブログを書いていました。ですがそれがなかなかの労力が必要で、1記事あたり1~2時間くらいかけていましたね。今思えば、ブログではなくインスタグラムでやればよかったです(笑)。

ですがブログを通して元同僚や友人とのコメントのやりとりが1つの楽しみとなっており、思い返すと旅そのものよりも、そういった周囲との些細なやり取りのほうが、鮮明に思い出されます。

オープンリソースに戻ってくることを決めたのは、どういった背景があったのでしょう。

一度会社を離れたからこそ、オープンリソースという会社の魅力を改めて認識できたことが、再入社のきっかけです。

オープンリソースの魅力は様々ありますが、その1つは、上層部含め温かい方が多く、人間関係が良好な点。もちろん在籍中もそれは感じていたのですが、退職後に改めて実感しました。

旅の間、上司の桑原(現副社長)としばしば連絡をとりあっていたのですが、もちろん業務に関する内容は一切ありません。「今はどこにいるの?」と連絡が来たら、私のほうも風景の写真も送ったり、何気ないやりとりを交わしていました。また代表の小倉も、ショートメールでメッセージをくれましたね。

こんな風に、退職した後も「上司対部下」ではなく「人対人」のコミュニケーションをとれていることがとても嬉しく、良い人間関係に恵まれたと感じました。

帰国後、改めて自分の今後のキャリアを見つめ直したときに、こうした信頼関係で結ばれている方々と、新たに目標を共有して事業に貢献したいと思うようになり、再入社を決めました。

その他にも、一度会社を離れたからこそ気づけた魅力はありますか?

ビジネスの内容や、会社の考え方も、魅力の1つだと思います。

世の中には、売上や利益などの数字を最優先に考える経営者も多いと思います。しかし当社の小倉は、数字だけを追い求めるのではなく、常にミッションを見据えており、それがブレることはありません。

小倉がよく話すのは、「私たちの仕事は、システムを提供することではない」ということ。ITはあくまでも手段であり、私たちのビジネスの本質は、新しいものを生み出し、お客様のビジネスや業務に貢献することで、世の中を豊かにする、ということです。

私自身もITの力で生産性をあげたり、業務に革命をもたらしたり、そんな風に世の中に価値あるものを提供し誰かの役に立つことを、仕事を通して実現したいと思っていましたが、それを実現するためはオープンリソースほど最適な環境はないのではないかと、一度離れたからこそ改めて気づくことができました。

戻ってくるときは、どのような心境でしたか

複雑な心境でしたね。当然、恥ずかしさというのはありました。正直に打ち明けると、40年以上生きてきた中で、最も恥ずかしいと感じた経験かもしれません。それに、送り出してくれたメンバーへの後ろめたさだったり、申し訳なさだったり、とにかく色々な感情が複雑に入り乱れていました。

しかし、私の決意はそんなもので揺らぐほど生半可なものではありませんでした。恥ずかしさや申し訳なさはもちろんあるけれど、それ以上に「もう一度ここで再出発したい」という想いが勝り、勇気を出して一歩踏み出すことに決めたのです。

再入社にあたり、周りの反応はいかがでしたか?

まずは上司の桑原に話をしたのですが、爆笑されましたね(笑)。しかし、複雑な気持ちを抱えていた私にとっては、明るく笑い飛ばしてくれたことが非常に有難かったです。

また、社員の皆さんも温かく迎えてくれました。私は業務を引き継いで退職したわけなので、後任者もいる状況ですし、もしかしたら私が復帰することで、困惑させてしまった方もいたかもしれません。

ですが皆さん、そんなことは微塵にも感じさせずに、復帰前と同じように接してくれて、本当に救われましたね。退職前から仲良くさせてもらっている笠井も、「飲みにいこうぜ!」と今まで通りフラットにコミュニケーションをとってくれて、そういった1つ1つの気遣いに感謝の気持ちでいっぱいでした。

戻る前はそれこそ「人生で一番恥ずかしい」とさえ思っていましたが、いざ戻ってみたらその気持ちはあっという間に解消されましたね。それは紛れもなく、周囲の皆さんのおかげです。

退職前と再入社後で、ご自身の変化はありますか?

退職前の自分は、今思うと自己主張が強いタイプだったと思います。これだ!と思ったら意見を曲げることはせず、自分が正しいと思うことを信じて推進してきました。

ですが一度退職を経験して、自分自身や会社を見つめ直したことで視野が広がり、謙虚さが身に付いたように思います。今は、自分とは異なる意見に対しても「こういった見方があるのか」とポジティブに捉えることができるようになりました。

また自分自身のふるまいとしても、相手の声に耳を傾け、敬意を払うように心がけています。

というのも、今いるメンバーは、私が会社を離れている間も一生懸命事業を支え、仕事を全うしてきた方々。相手を尊重するよう常に心に留めているので、戻ってきてから、「変わったね」「成長したね」といわれることも多いです。

最後に、再入社後のオープンリソースの変化についてどのように捉えているか、教えてください。

オープンリソースはここ数年で変わりました。それも、良い方向に。これは断言できますね。

1番の変化といえば、やはりビジネスの面。2021年に自社サービス「Redx」を立ち上げ、自分たちで責任を持って良いものをつくる、という方向性にシフトしています。1つのサービスを磨き上げることで、技術力も各段に上がったのではないかと思いますし、またこういった新しい事業を、経営者自らが情熱を持って引っ張っているという点もオープンリソースの面白い点ではないかと思います。

また、組織の在り方もより良い形になってきていると思います。研修や1on1などのフォロー体制も手厚くなったことで、以前にも増して若いメンバーの能力を引き出し、任せることは任せる、といった良い流れが出来ているように思います。

もし私が自分のプライドを優先し、オープンリソースに戻る決断をしていなかったら、このような会社の良い変化を共に見届けることは出来ていませんでした。あのとき意地を張らずに、自分気持ちに素直に行動して本当によかったと思っています。

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