Interview レールを敷く × 標準化

I.K

  • グッドルーム株式会社
  • 標準化グループ/運営企画担当
  • 2024年入社

プロフィール

2024年、グッドルームに新卒入社。オペレーション部の標準化グループ所属。goodroom residenceやgoodoffice、goodroom lounge、グッドサウナ、goodcoffee等のサービス品質向上や運営効率化を目的とした、施設運営の標準化業務を担当している。

I.Kさんがグッドルームに入社した理由を教えてください。

私が就職活動で重視したのは、「誰と働くのか」そして「どう働けるのか」という二点でした。

まず「誰と働くのか」については、多くの企業を比較検討する中で、グッドルームの社員の方々の人柄や、面接を受けている学生たちの雰囲気に最も惹かれるものがありました。皆さん、柔らかい雰囲気を持ちながらも、内面にしっかりとした芯を持っているように感じられ、「この人たちと一緒に働きたい!」と強く思いました。

次に「どう働けるのか」という点では、学生時代に吹奏楽部の部長を務めていた経験が大きく影響しています。決められたやり方に従うだけでなく、自分たちで練習メニューを考案したり、計画を立てたりすることに大きなやりがいを感じていました。そのため、仕事においても、敷かれたレールの上を走るのではなく、自らレールを敷き新しい道を切り拓いていける環境で働きたいという思いがあり、グッドルームではまさにそれが実現できると確信し、入社を決意しました。

I.Kさんが所属している、オペレーション部の「標準化グループ」の役割を教えてください。

標準化グループのミッションは、お客様の満足度向上を目指すこと。そのため、自社施設の運営における品質向上、効率化、そして新規拠点立ち上げなどに取り組んでいます。

オペレーション部にはサービスブランディンググループ(以下、「SBグループ」)という、物件運営やエンドユーザーとの接点を担うグループもあるのですが、そこから上がってきた課題や要望を「どのように横展開し、ルール化していくか」を検討し、現場に落とし込んでいくのが私たちの役割です。

今後、運営施設の拠点が増えたとしても、同じクオリティを維持できるような仕組みを構築することを目指しています。

その中で、I.Kさんが担っている具体的な仕事内容を教えてください。

現在、私が具体的に進めているタスクとしては、まず新規拠点の立ち上げ業務です。今まさに合計5棟のgoodroom residenceの新規拠点立ち上げに関わっているのですが、それぞれフェーズが異なるので、図面を細かく確認して問題がないかをチェックしたり、別の物件では備品の選定や必要数の確認を行ったりしています。開業をスムーズに進めるための準備ですね。

その他にも、例えばSBグループの要望を受けて、具体的な業務フローの改善に取り組むこともあります。「安心・安全の観点での防災計画はどうするの落とし物があった場合にどう対応するか」といったフローの整備や、お客様に情報が伝わりやすいように、掲示物のデザインや内容を検討したりもします。このように、日々現場で上がってくる多種多様な課題に対し、それが「標準化できるか」「横展開できるか」という視点を持って、業務の効率化とサービスの質の向上を目指しています。

▼goodroom residenceで試験運用中の防災グッズ。これも、標準化グループで導入したもの。

SBグループと標準化グループは、日頃から密に連携されているのですね。

はい。SBグループが現場目線での要望を吸い上げ、それを私たち標準化グループがフォーマットに落とし込み、SBグループが実行。そして標準化グループにフィードバックを返してもらう、という流れで日々連携しています。

この関係性は、例えるならば「アクセルとブレーキ」です。SBグループは「お客様にこんなサービスを届けたい!」というアクセルを踏む役割です。それに対し、私たちは「そのサービスが本当に横展開可能なのか」「どうすれば持続可能な運用が実現できるのか」という視点で、ブレーキをかける役割を担っています。

「ブレーキ」と表現すると保守的な印象に聞こえるかもしれませんが、長期的な視点でサービスを展開する上で、必要なものだと考えています。

これまで取り組んだ中で、特に印象に残っている仕事について教えてください。

最近完了したgoodroom residenceのエントランスマットの標準化が、特に印象に残っています。マット導入の目的は、レジデンス内の清潔度向上、ブランドイメージの統一など様々ありますが、一番はお客様に「我が家に帰ってきたな」と感じていただき、goodroom residenceへの愛着を持っていただくことです。

しかしマット一つをとっても、購入かレンタルか、購入の場合の清掃方法、デザイン、サイズ、厚み、コストなど、検討すべき項目が非常に多く、試験運用を重ねながら約半年をかけて決定しました。

このプロジェクトで最も苦労したのは、各拠点への横展開です。物件担当者にマットのサイズ選定を相談した際に、どのような観点でサイズを選定すればよいのか私の説明が不足しており、困惑させてしまう場面がありました。

この経験を通じて、標準化の仕組みを作る際にはその目的や意図を関係者全員が共通認識として持つことの重要性を痛感しました。私たちが作った仕組みを、運営担当に気持ちよく活用してもらうための目線合わせやコミュニケーションも、標準化グループの重要な業務だと改めて感じました。

▼実際にgoodroom residenceで導入されたエントランスマット

I.Kさんがやりがいを感じるのはどんなときでしょうか。

私のやりがいは、作った仕組みを使ってもらえたとき、さらにそれが習慣化され、自動的に活用されているときに、強く感じます。

標準化グループでは新しく仕組みを導入することが多いため、最初は馴染みにくいこともあると思います。だけど、それがうまく馴染んで、継続して使ってもらえていると、「効率的な仕組みが作れたんだな」と実感できます。

なかなか数字に表れにくい仕事ではありますが、「この仕組みがあってよかった」「運営がスムーズになった」と声をかけてもらえること以上の喜びはありません。もともと、決められたレールの上を走るよりも「レールを敷く仕事がしたい」と思って入社しましたが、標準化グループの仕事は、まさにそれが叶えられる仕事だと思います。

最後に、今後の展望を教えてください。

オペレーション部、ひいてはグッドルームのみんなが、笑顔で働けるような標準化の仕組みを作ることです。というのも、目の前の人を笑顔にできなければ、お客様に最高のサービスを提供することはできないと考えているからです。

私が携わった標準化業務を通じて、SBグループの方や他部署の方々が少しでも仕事がしやすくなり、余裕を持って働けるようになれば嬉しいです。それを達成してこそ、お客様にもより良いサービスを届けることに繋がっていくのだと思います。

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